抄録
変電所等の小規模電力施設の屋根に適用されるALC下地への加硫ゴム系シート防水接着仕様に関して、耐風圧性に関係する接着性の変化を、高温高湿環境設置の促進劣化試験を行い、180°ピーリング試験と建研式引張試験で接着耐久性を評価した。また、小型送風機を用いた耐風圧試験と実大試験体により、端部の納まりや接着性が不良な状態での防水シート飛散のメカニズムを確認した。剥離接着強さは、初期から一旦上昇した後に低下傾向となり、ある期間を経過すると破壊状態が一定になり、初期強度を下回る。防水シートの下地接着及び端部固定が不良な状況では、防水シート飛散の危険性が高まる。