抄録
窯業系サイディングの長期耐久性評価手法に関する標準化原案の作成を目的として、試験方法の適用性に関する検証実験として複合劣化の促進試験が建材試験センターで行われた。本論文は、この試験方法の再現性を確認するため、さらに広い範囲の製品について、日本窯業外装材協会で実施した試験の結果に関するものである。窯業系サイディングを一般地用及び寒冷地用に分け、それぞれの使用環境を考慮した複合劣化条件で処理した後に曲げ試験を行い、複合劣化処理をしない場合に対する曲げ強度の保持率を求め、建材試験センターの検証実験と対比した。その結果、一般地用、寒冷地用とも、複合劣化処理後の曲げ強度及び曲げ強度保持率は建材試験センターの結果と概ね近い値を示し、試験方法の再現性が確認できた。