抄録
近年、地球規模での環境保全と健康安全に対する配慮から、建築用アルミニウム合金材料に対する工場における加熱硬化形塗装では、クロムフリー系薬剤による化成処理を適用することや、有機溶剤を含まない粉体塗料を適用するなどの技術課題があげられている。日本建築仕上学会では、適切な塗装仕様を確立するため焼付け塗装環境保全研究委員会を設置して、クロムフリー系化成処理及び粉体塗装の実験的な評価を継続している。本報ではクロムフリー系化成処理を主対象として、処理皮膜に対する詳細な分析及び皮膜に対する中性塩水噴霧試験の結果に基づいて、当該化成処理の適用性を検討する。