抄録
現在日本では,高齢化社会となり室内での人の活動時間が増え,室内空間の快適性などの要求条件の高まりにより,人が内部空間の見え方によって壁紙の表面の快適さや美観を重視したデザインの変化が求められるような状況になりつつある。そのなかで,前報(その1)では、新素材壁紙の作成プロセスと暗室を用いた官能検査により,新素材壁紙のテクスチャーの図と模様による認識調査と距離によるテクスチャーの印象評価を官能検査により評価した。本報では、前報で作成,官能検査を行った試験サンプルを,デジタル画像の提示により,近赤外光脳機能イメージング装置を用いた脳血流変化の測定を行い、テクスチャーのパターン変化が脳活動に与える影響を確認する。