抄録
火災による鋼材温度の上昇を抑制するため、構造鉄骨には耐火被覆が必要とされ、近年では耐火塗料も適用されている。耐火塗料の施工には、所定の塗膜厚になるまで同色の耐火塗料を現場で塗り重ねることが必要であり、視認性が劣ることから塗り忘れや塗り漏れが発生し、施工品質の低下を招くことがある。本研究では、耐火塗料を施工現場で容易に着色できる材料を検討し、耐火塗料の塗り重ねによる付着性評価を実施し、更には劣化促進試験を実施し、その後、耐火塗膜の発泡性状に異常が無いことを確認している。耐火塗料の着色化による施工品質については、土木鋼構造物の耐火塗料の施工において、塗り漏れと塗膜厚の変動を評価し、その有効性を確認している。