抄録
地域によって冬季の気温等は異なり、サイディング材の凍害劣化も様々である。サイディング材の凍害劣化は、雨や融雪水など屋外側から供給される水、または、結露水など屋内側から供給される水によって引き起こされ、その耐凍害性を適切に評価するためには、水の供給方向やサイディング材の吸水性状を考慮する必要がある。片面吸水凍結融解試験方法(JIS A1435)を用いて、水の供給方向を外壁面(仕上面)または内側表面の2方向に設定することによって、サイディング材の凍害発生状況を再現できると考えられる。本稿では、凍結融解サイクルにおける、凍結最低温度等の条件を変えた片面吸水凍結融解試験を行い、凍結融解時における吸水性状の違いについて検討した。