抄録
本研究では建物が加齢とともに風格を伴う建築物をエイジング建築と位置づけ、風格という言葉をキーワードに、風格と経過年,外壁材料の特性との関係を考察するとともに風格の影響要因を検討したものである。研究方法としては、広範囲の材質, 年代, 用途の建物を63種類選定し、それらの写真に対し風格と見え方の印象を評価してもらい、系列範疇法により評価値を算出し考察した。その結果、新しく見える場合でもクラシカルな様式がある場合は風格があると感じること、エイジング効果により風格を得ること、ガラスが外装材の建物は、竣工直後は風格が感じられるが、徐々に低下すること。以上の傾向を得た。