日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2016年大会学術講演会
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2016年大会学術講演会研究発表論文集
環境保全に配慮した焼付け塗装仕様の検討
その29 素地調整の種類と複合樹脂粉体塗料の組合せ
*児玉 純一近藤 照夫北川 将司近藤 豊三
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p. 189-192

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抄録
建築用アルミニウム合金材料に対する環境に配慮した塗装仕様について、継続的に研究している。本報では、素地調整の種類と複合樹脂粉体塗料とを組合せた試験片に対する耐沸騰水性と耐中性塩水噴霧性を評価しており、主要な結果は以下のとおりである。(1)アルミニウム合金形材にジルコニウム系化成皮膜処理を施して、比較用のHAA硬化形ポリエステル粉体塗料を塗装した試験片では、耐沸騰水性試験後の2次付着性評価でカット部周囲の剥がれが見られる。また、耐中性塩水噴霧性においても、1mm以下の膨れが多数認められる。したがって、これらの組合せは、塗膜の付着性や素地に対する防食性が劣ると判断できる。(2)6価クロム系化成皮膜処理、ジルコニウム系化成皮膜処理あるいは陽極酸化皮膜処理を施したアルミニウム合金材料に、複合樹脂粉体塗料とを組合せる塗装仕様はHAA硬化形ポリエステル粉体塗料を用いる場合より、優れた性能を確保できる。
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