抄録
鉄筋コンクリート造建築物の表面に施工される仕上材には美観性や躯体保護性能が期待される。躯体保護性能としては中性化抑制や飛来塩分の浸透抑制が評価される場合が多い。実際の使用条件下で仕上材の躯体保護性能を評価するためには長期のばく露期間・使用期間が必要であり、このようなデータの蓄積は少ない。したがって、促進試験による評価が数多く実施されている。このような背景にあって、本研究では沖縄県辺土名の海岸にコロージョンインディケータ試験体を24年間暴露し、仕上材のコンクリート保護効果を評価した。仕上材に割れ・剥がれ等の劣化現象が顕著になると躯体保護性能は低下することが示された。