日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2017年大会学術講演会
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2017年大会学術講演会
エポキシ樹脂注入によるタイル直張りの浮き補修に関する研究
*片山 方人相馬 和博末綱 龍太渡部 秀晴野村 透一
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p. 221-224

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抄録

エポキシ樹脂を用いてタイル直張りの浮きを補修する工法に関してオーソライズされ仕様がなかったことから日本樹脂施工協同組合で研究に取り組み標準仕様をまとめた。研究は、①エポキシ樹脂の注入圧力によりタイル層に共浮きを発生させないこと②浮き部分に樹脂が60%以上注入されることを主眼に進めた。共浮きの抑制には、注入口付アンカーピンをタイル中央に打ち、そこから樹脂を注入することで大きな効果があることが分かった。また、タイル直張りの浮き補修専用のエポキシ樹脂を使用することである程度、共浮きを抑制できることが分かった。樹脂を60%以上満たすためには、浮きが0.9m×0.9mの0.81㎡あると仮定した場合、直径30㎝樹脂が注入できるようにすると79%樹脂が注入されたことになるので、①注入口アンカーピンはタイル中央に9本/0.81㎡打ち、注入口から樹脂を注入する。②樹脂の注入量は、直径300㎜となるよう注入するーー標準仕様をまとめた。この仕様に基づいて2か所実証施工試験を行い、後日、施工個所を斫った結果、樹脂は30㎝注入され、良好な結果であったことが確認できた。

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