抄録
本報は外壁タイル補修における新旧タイルの色の違いが引き起こす不快感を低減するために、補修タイルの割当の最適化を提案した。数理的問題で用いられるHungarian法を適用し、色値にばらつきのある補修箇所および焼成タイルの最適な組み合わせを求めることで、色差低減効果が定量的に示された。また施工性を考慮し、ゾーニングによる複数対複数での補修箇所とタイルのグルーピングによる割当での低減効果への影響についても検討をした。その結果低減効果はゾーン面積の増大と共に減少傾向示したものの、ランダムに割当る際に生じる色の違いを抑える効果があることが示されたので報告する。