東日本大震災発生以降,石炭火力発電への依存率は増加し,副産物であるフライアッシュ(FA)の排出量も増加してきている。本検討は,FAの利用拡大を目的に,FAの特性であるポゾラン反応による遅い材齢からの強度増進に対する圧縮強度発現の特性値として,強度寄与率(k値)について検討を行った。その結果,k値を用いた推定式により,圧縮強度は実測値と予測値との間には明確な相関がみられ,高い精度で圧縮強度の推定ができた。これにより,管理材齢における圧縮強度の推定が可能となる。なお,FAを大量使用する際,コンクリートの要求性能に応じたFAの使用方法(セメント置換,細骨材利用)と使用量を検討する必要がある。