主催: 日本建築仕上学会
会議名: 日本建築仕上学会2020年大会学術講演会(第31回研究発表会)
回次: 31
開催地: オンライン形式での開催(zoomウェビナー)
開催日: 2020/10/22 - 2020/10/23
p. 49-52
本研究では,遺産的価値の保持に向けた補修・改修方法が十分に検討されていない歴史的建造物のタイル仕上げに関し,所有者の意志決定の段階を含め補修・改修工法の選定システムを考案し,実験検証も含めて提示した。その結果,本研究により以下の知見が得られた。
1)タイル仕上げ建物はオーセンティシティとインテグリティの両側面を意識した,補修・改修方法の検討が重要となる。
2)近現代タイル仕上げ建築物の補修・改修選定マトリックスを作成し,作成した選定マトリックスから,大劇会館の補修・改修方法をCSPTD段階を踏まえ提案できた。
3)タイル引張強度試験(選定フローD2段階による)の結果より,当初型工法と提案型工法の双方における実工事への適否が評価できた。