建築物への国産木材の使用が求められる中、外装使用における国産木材の樹種別の劣化傾向を把握することは材料選定の上で重要である。木材は樹種によって密度が異なり、塗装を施す場合は塗装の含浸の程度が異なる。著者らは、国産のスギ、ヒノキ、ヒバ、カラマツ、ケヤキ、サクラ材に種類の異なる木材保護塗料(含浸形、造膜形、半造膜形)を塗付けて劣化の傾向を屋外暴露試験によって評価した。その結果、外装使用における国産木材(未塗装木)は樹種による劣化差があり、同じ塗装を施した場合においても樹種によって劣化差があることが分かった。造膜形塗装木に関しては樹種に関係なく劣化が少なく良好な結果であった。