コンクリートは熱影響を受けると、物理的には200°C程度から圧縮強度が低下し始め、500°Cに達すると圧縮強度は健全時の約1/2まで低下することが分かっている。化学的には、セメント水和物は600°C以上でCaCO3が分解されCaOが生成、さらに冷却過程では水蒸気とCaOが反応し、Ca(OH)2が生成される等の報告がされている。しかし、コンクリートと熱影響の関係は600°C前後の研究が多く、1000°C以上の熱影響等についてはほとんど調査されていない。本研究はレーザを用いた無機材料の加工を目的に、各種材料の熱影響について調査を行っている。本報告は、普通コンクリートおよび高強度コンクリートに対し、レーザの代用として電気炉を使用し、加熱温度および加熱時間の条件を変化させた場合の熱影響を調査した結果について述べる。