水産工学
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まぐろ延縄船の作業時間均等化の基礎としての作業時問の長さと予め設定できる作業条件との関係
前田 弘濱口 正人下川 伸也深田 耕一
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2002 年 39 巻 2 号 p. 97-108

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抄録
毎日の作業時間の長さを均等化できる可能性を,まぐろ延縄調査船が2年間中部太平洋の東部で行った392 回の資料のうち,前報は直線に沿って投縄した139回について検討した。これは利用できる資料の35.4%に 過ぎず,作業時間の均等化の基礎にするためには,それら以外の資料を含めなければならない。本報告では 投縄中に変針を行った例を含め, 355回の資料についてこの問題を検討した。それらは漁場・漁期・漁具構 造によって23群に分けられた。枝縄2,400本の延縄を投入するのに平均約5時間,揚げるのに12.5時間かかっ た。実測作業時問を,群平均投揚縄速度または速度の鉢数・短縮率・風速に対する回帰式から求めた作業時 間と比べた。実用許容誤差を投縄では10分,揚縄では30分と仮定すると,群平均速度を用いた場合には投縄 時間では85.6%,揚縄時間では68.5%がこの範囲内にあった。回帰式を用いるとこの比率はそれぞれ91.0% と77.7%に上昇した。この範囲以上の差が見られた例は投縄では4群,揚縄では10群に集中した。前者は各 年の操業初期の群であった。後者に関しては,これらの群とその他の群の違いは明らかにできなかった。上 述の結果は次のことを示唆する。予め設定できる条件に応じて1延の長さを調整すれば,毎日の作業時問の 長さを均等化できる可能性がある。
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© 2002 日本水産工学会
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