1本のヒノキの枝と葉の関係を求めた。枝元径bは枝の長さBの約1%であった。Bbを枝の広さと呼び、葉重量cとの間にBb/c=2cm2/gの関係があった。また梢端から枝の位置までの距離lによるB/l=15~60cm/mの関係があり、Bには上限があった。この上限の影響範囲外で葉重量cの密度(g/m)は lに比例し、葉は円錐形の樹冠表面に分布すると想定された。このような葉と枝の関係を幹にも求めると、樹幹上方を除いた範囲において諸変数により樹幹形が表現された。これらの結果からヒノキの形状モデルが作成された。