2003 年 2 巻 p. 97-109
45年間の日本の木材需要動向を見ると、木材全体そして用材共に1973年最大値を示し、その後減少している。パルプ・チップ用用材は他の需要量と異なり1995年まで増加したが、その後減少傾向にある。日本の経済指標との関連を検討すると、パルプ・チップ用用材のみ相関関係が見られるが、他の木材需要量は関連性が見られなかった。木材を有効利用するために、木材の「消費」とは何かから考え、木材流通概念を拡大し変更した上で、木材の消費者ニーズを引き出すマーケティング手法導入が必要であることがわかった。