日本理科教育学会研究紀要
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統合以前の東ドイツの就学前教育段階における科学教育
宮野 純次
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1991 年 32 巻 2 号 p. 55-62

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抄録

本研究では、まず、幼稚園に関する法的規定を歴史的に概観した。次に、全ての幼稚園に対して統一的に適用される幼稚園教育要領をみることにより、科学教育を担う領域を見い出した。最後に、幼稚園の新旧教育要領を比較資料として、「郷土科」との関連を考慮しながら、幼稚園でなされている科学教育、特に学習目標・内容について、次の事項を明らかにした。(1) 幼稚園の領域「自然に関する紹介」の学習目標には、自然に関する理解や一般化といった知識・理解面、観察などの能力面、自然に対する態度面の目標が示されており、「郷土科」の領域「自然に関する知識―自然観察」の学習目標へと発展的につながっていると考えられる。(2) 幼稚園の領域「自然に関する紹介」の学習内容では、4半期ごとの植物や動物などに関する学習が、教育要領の改訂により項目として秋、冬、春、夏が明示され、それぞれの季節における無生物的な自然(気象現象)、植物、動物に関する学習へと変化している。(3) 幼稚園の領域「自然に関する紹介」と「郷土科」の領域「自然に関する知識―自然観察」では、改訂により、ともに四季を通じて気象現象、植物、動物に関する学習が行われるようになり、これまで以上に内容の関連が強化されていた。

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© 1991 一般社団法人日本理科教育学会
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