主催: 角田 雅照, 柗本 真佑
会議名: 第29回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2022)
開催地: 島根県松江市
開催日: 2022/11/10 - 2022/11/12
p. 49-54
プログラムの採点業務は,C や Java などのテキストプログラ ミング言語を用いた教育において重要であるため,ビジュアルプログラ ミング言語の Scratch を用いた教育においても重要となる可能性は高い. しかし,Scratch はソースコードを任意の箇所に配置でき,さらに実行結 果が GUI であるため,ソースコードや実行結果の確認および比較に時間 を要する.そのため,Scratch プログラムの採点業務は教員に大きな負担 を強いると考えられる.そこで我々は,Scratch プログラムの採点支援シ ステムを提案する.本システムは模範解答との差分表示や実行結果の並 列表示,類似度が高いプログラムの検出を行う.模範解答との差分表示や 実行結果の並列表示により,プログラムの全体像を効率的に把握できる. また,類似度が高いプログラムを検出することで,採点評価に誤りがな いか再確認できる.よって,これらの機能を組み合わせて利用すること で,多様なプログラムに対して,効率的かつ正確な採点支援が行えると 考える.また,本システムではテストケースを作成する必要がないため, 教員能力の依存度が低いと考えられる.