抄録
糸球体微小循環の可視化への試みが in vitro または in vivo で色々な方法で試みられて来ている。それぞれの方法での薬理学的、生理学的アプローチが行われているが糸球体微小循環の微小血管への反応性においてartificalな方法でしかアプローチが出来なかった。以前より試みられている方法には方法論的限界があったことより我々はこれらのdisadvandageを改善すべく泌尿器科領域の内視鏡技術と医用工学領域の顕微鏡技術を合わせもつ、pencil lens probe CCD intravital vidomicroscopic system を開発し、糸球体微小循環の薬物による影響を評価した。なお、このシステムの特徴は systemic hemodynamics と尿細管ム糸球体フィードバックメカニズムを有する糸球体微小循環を同時に評価出来ることである。対象としたのは高血圧または糖尿病のラット病態モデルでその糸球体微小循環を可視化し、L型カルシウム拮抗薬の薬効を評価した。この新しいバイオイメージング技術はより生理的なさらには病態モデルの糸球体微小循環の in vivo 薬効評価する有用なシステムである。