主催: 日本知能情報ファジィ学会
共催: 国際ファジィシステム学会
本研究では,物理量と感性評価の関係分析が困難な事例に対し,被験者が製品のどのような側面を評価して「使いやすい」と感じているのかを解析する手法を提案する.本手法では,製品の「使いやすさ」をアンケートにより調査する際に,製品の部分的な評価についても調査を行う.そして,部分的評価項目と「使いやすさ」の関係を,ファジィ決定木作成アルゴリズムを用いて解析し,知識の抽出を行う.知識の抽出には,作成される決定木の規模や構成が重要となる.本研究では,クラス分類に用いるメンバーシップ関数の形状に対する決定木の安定性に対する評価を行う.また,未知のデータに対する推定性能について,ファジィ決定木および従来のC4.5決定木の性能評価比較を行う.