抄録
CCDカメラによって撮影された,手書き文字を認識することにより,自律走行ロボットの制御を行った.手書き文字としては数字を使用し,2つのCCDカメラにより得られた画像からリアルタイムに数字の識別,および数字までの距離を計測し,それぞれの数字に対応して登録された動作を行わせた.手書き文字の認識には3-wayカテゴリカル・データ解析を用いた.この結果,ロボットと文字との距離が近く,CCDカメラ画像内に手書き文字が十分な大きさで存在する場合に,約77%の認識率を得た.また,左右のCCDカメラから得られた画像の差をヒトの両眼視差として扱うことにより文字までの距離と向きを認知し,一定の距離まで文字に近付く動作を行い,その後文字に対応した動作を行うものとした.この結果,ロボットと文字との距離が遠い場合には文字の識別を行わず,文字に接近した段階で文字認識を行うことにより,文字に対する認識精度が向上した.