抄録
近年,コンピュータの性能の向上とともに,インター
ネット上にマルチメディア情報が増大している.それは
音楽情報も例外ではない.これら多くの音楽の中から,
好みの音楽を効率良く探し出すために音楽内容に基づ
いた楽曲推薦システムがある.本研究では音楽検索を
目的として,類似楽曲のクラスタリングを行い,人間の
感覚に合った分類となり得るかの検討を行う.これま
でにも,音楽分類を行う際にどのような特徴量を利用
することが有効であるかについて,多くの研究が行わ
れているが[1][2],まだ体系的には明らかになっていな
い.そこで本稿では,クラスタリングを行う際にどのよ
うな特徴量を利用することがユーザの好みの音楽分類
を行うことができるのかを調査する.本稿では200 曲
のMIDI 楽曲から抽出した特徴量を利用しK-means 法
により楽曲のクラスタリングを行い,その結果と被験
者が分類した結果を比較し,利用した特徴量が音楽分
類に有効であるか,またどの特徴特徴量がクラスタリ
ングにより大きな影響を与えているのかの検討を行う.