抄録
本論文では形容詞で表現された印象を反映したフレーズアニメーションの対話型デザインシステムを提案する。フレーズアニメーションとは、動き、色、音楽などのマルチメディア情報を組み合わせた文字列による表現である。本システムは、印象評価部分、動き、色、音楽の生成とそれらの組み合わせ部分、および修正部分からなる。印象評価部分では、入力された形容詞で表現される印象がフレーズの動き、色、および音楽の印象因子に対して評価される。ここで印象因子とは、本システムで重要な役割をになう印象因子空間を構成するものである。生成と組み合わせの部分では、生成されたフレーズの動き、色、音楽が組み合わされ、フレーズアニメーションのデザイン候補としてユーザに提示される。修正部分では、提示されたフレーズアニメーションに対するユーザの評価に基づいて修正されるが、ユーザはシステムと対話を行いながら修正を行う。本システムによって作成されたフレーズアニメーションが与えられた印象を反映できているかどうかを確認するための被験者実験を行っている。