抄録
近年,直感的でありユーザフレンドリーな操作は人とコンピュータの相互作用のために必要である.HMDやカメラデバイスはこれらのシステムや研究に多く使用されている.HMDはいつでもどこでも簡単に使用できるがいくつかの問題点があり,特に手領域の検出が困難である.ハンドジェスチャーのための手検出として,手領域の頑健な検出,カメラのフレームレート以下の処理速度が求められる.特定の状況を除いて手領域は照明変動や肌色の個人差があるため,あらかじめ用意した色情報などを使用する場合検出性に欠ける.提案手法では,ジェスチャー操作時に手領域の色情報を取得し逐次更新しながら手領域を追跡することで頑健に手領域を検出し,カメラのフレームレートと同程度の処理時間で検出が可能である.