主催: 日本知能情報ファジィ学会
会議名: 第34回ファジィシステムシンポジウム
回次: 34
開催地: 名古屋大学
開催日: 2018/09/03 - 2018/09/05
近年,進化計算の工学的応用が活発となっている.これらの中で,特に実問題においては,目的関数ごとに特性が異なり,探索の難易度に差が見られることがある.その際,探索難易度が低い目的関数の最適化は進む一方で,探索難易度の高い目的関数の最適化が進みづらく,探索に偏りが生じる可能性がある.実問題において目的関数として用いている以上,各目的関数が均等に最適化されることが望ましい.そこで本稿では,探索難易度に基づき,探索資源を高難易度目的関数に優先して分配する手法を提案し,ベンチマーク問題を用いて性能の評価を行う.