日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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ISSN-L : 0387-1207
症例
胸水貯留を認めた好酸球性食道炎の1症例
峯松 秀樹早藤 清行斉藤 康晴小川 敦弘仲原 民夫畑 和憲辻川 知之安藤 朗藤山 佳秀九嶋 亮治
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2009 年 51 巻 2 号 p. 194-200

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抄録
症例は58歳男性.嚥下困難,蕁麻疹を主訴に当院を受診した.血液検査では好酸球の増加が認められた.上部消化管内視鏡検査では,中部から下部食道は2から3cm間隔で同心円状に狭窄し,表面には白色滲出物が付着していた.下部食道では血管透見が消失し,粘膜は白濁していた.病理組織検査で食道上皮に好酸球浸潤を認めた.胸部CT検査で食道壁肥厚と両側胸水を認めた.好酸球性食道炎と診断し,ステロイド投与にて速やかに症状が改善した.好酸球性食道炎は本邦では稀な疾患であり,貴重な症例と考えられ報告する.
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© 2009 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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