日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
内視鏡的経鼻膵管ドレナージとオクトレオチドが有効であった膵性胸水の1例
岩崎 喜実下田 貢山崎 理絵森 昭三加藤 正人六角 丘北 順二澤田 登起彦窪田 敬一
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2010 年 52 巻 1 号 p. 71-77

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抄録
72歳の大酒家の男性.64歳より主膵管狭窄を伴った慢性膵炎を指摘されていた.呼吸困難のため入院し,胸部単純X線で右胸水を認め,胸水中アミラーゼ値は著明高値を呈し,とMRCP,CTにて右胸腔に連続する嚢胞性病変がみられ,膵仮性嚢胞の胸腔内穿破と診断した.octreotide acetateの皮下注射と内視鏡下経鼻膵管ドレナージにより,右胸水は消失し,膵管空腸吻合術を施行した.術後1年半経過し,再発や悪性所見なく経過している.
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© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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