日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
肝細胞癌に対するTACE後に生じた,総胆管結石を伴う脾周囲bilomaに対して内視鏡的胆道ドレナージが有用であった1例
川部 直人, 橋本 千樹, 村尾 道人, 有馬 裕子, 嶋崎 宏明, 中野 卓二, 新田 佳史, 原田 雅生, 吉岡 健太郎
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2010 年 52 巻 10 号 p. 2960-2966

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抄録
76歳男性.多発肝細胞癌にて経カテーテル的動脈化学塞栓術(TACE)を計3回施行した.その後発熱にて受診し,腹部CTにて脾周囲に低吸収域を認めた.ERCPにて総胆管結石および肝内胆管末梢から脾周囲への造影剤漏出を認めたためbilomaと確定診断し内視鏡的胆道ドレナージ(EBD)を施行した.Bilomaは縮小し,内視鏡的乳頭切開術と総胆管採石の際,ERCPにて胆汁漏出の消失を確認した.脾周囲bilomaの診断と治療にERCPとEBDが非常に有用であった.
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© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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