日本消化器内視鏡学会雑誌
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手技の解説
カプセル内視鏡における読影法
中村 正直後藤 秀実
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キーワード: カプセル内視鏡, 読影, 小腸
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2011 年 53 巻 11 号 p. 3568-3575

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抄録
カプセル内視鏡検査(CE)は,他の内視鏡と異なり内視鏡検査自体は容易に施行が可能であるが読影には時間と労力を要する.2011年5月現在,本邦において臨床導入されているCEは,ギブン・イメージング社のPillCam SBとオリンパスメディカル社のEndo Capsuleである.読影に関しては2社で用いるソフトの機能は異なるものの,それらの機能をフルに活用し自分に合った読影法を身につけることにより安定した読影ができる.PillCam SBでは,プレビュー,レビュー,レポートといった3段階で行うとスムーズで正確な読影ができる.レビューでは2画面表示であれば15倍速,4画面では20-25倍速が適量と思われる.Endo Capsuleでは,オーバービュー機能,セレクトモード,スキップモードを生かした読影法が適している.今後CEの読影は自動診断に向け診断精度を高めるソフトの開発が進むと思われるが,読影者としては,それらを最終判定できる読影能力を磨いておくことが重要である.
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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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