日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
胃癌術後15年目に診断しえた胃癌大腸転移の1例
新井 修阿部 仁郎飯田 貴之竹内 健渡邊 文利中村 眞一花井 洋行
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2011 年 53 巻 8 号 p. 2018-2024

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抄録
症例は62歳男性.47歳時に胃印環細胞癌で胃全摘術を受け,経過観察されていた.2010年2月より下腹部痛と頻回の排便が出現し,3月に下部消化管内視鏡検査を施行した.下行結腸に約3/4周の粘膜下腫瘍様隆起による偏側性狭窄と,直腸に不整な結節状粘膜を有する全周性狭窄を認め,直腸からの生検で印環細胞癌が認められた.胃癌手術組織の検討および大腸組織標本の免疫組織学的検索より胃癌大腸転移と診断した.手術不能と判断し,TS-1による化学療法を開始した.
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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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