日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
巨大な胃壁内転移をきたした食道表在癌の1例
岩谷 修子根引 浩子丸山 紘嗣平松 慎介末包 剛久山崎 智朗平良 高一佐野 弘治佐藤 博之福島 裕子
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キーワード: 食道表在癌, 胃壁内転移
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2012 年 54 巻 7 号 p. 2000-2005

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抄録
症例は,76歳男性.主訴は心窩部つかえ感.腹部超音波検査とCT検査で,胃体部と膵体部の間に7cm大の腫瘍を認め,上部消化管内視鏡検査で,胃体上部後壁に大きな粘膜下腫瘍と,胸部下部食道に7mm大の0-IIa病変を認めた.胃粘膜下腫瘍の超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診および生検にて,扁平上皮癌と診断された.食道病変は,超音波内視鏡所見より深達度smの表在癌と思われ,生検にて扁平上皮癌であった.以上より,食道表在癌の胃壁内転移と診断した.巨大な胃壁内転移をきたした食道表在癌の稀な1例を報告した.
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© 2012 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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