日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
腸重積をきたした虫垂粘液嚢胞腺腫の2例
神野 秀基今川 敦寺澤 裕之榮 浩行安原 ひさ恵鎌田 英紀加地 英輔幡 英典中津 守人宮谷 克也
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2013 年 55 巻 12 号 p. 3759-3764

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抄録
症例は39歳と46歳の女性.ともに腹痛を主訴に当院を受診した.2例とも腹部CT検査では横行結腸に嚢胞性腫瘤を先進部とする腸重積を疑う所見を認めた.下部消化管内視鏡検査を施行しCO2送気,ガストログラフィンによる造影にて容易に整復された.整復後,回盲部に粘膜下腫瘍様の病変を認め,虫垂粘液嚢腫による腸重積と診断し,腹腔鏡下回盲部切除術を行った.病理組織は虫垂粘液嚢胞腺腫であった.虫垂粘液嚢腫による腸重積は稀であるが,嚢胞性病変を先進部とする腸重積の場合,本疾患を念頭に置くべきと考えられる.
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© 2013 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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