日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
星状神経節ブロックが有効であった特発性びまん性食道痙攣の1症例
江口 次郎
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2013 年 55 巻 2 号 p. 262-266

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抄録
症例は61歳 男性.誘因のない吃逆,嘔吐が突発性に出現した.咽頭痛,嚥下時胸部痛強く摂食不良となり当院受診した.逆流性食道炎を疑い投薬治療したが効果なく入院となった.食道透視検査で連珠状の所見が認められ,特発性びまん性食道痙攣と診断した.治療抵抗性であったが,星状神経節ブロックを施行し1時間後には症状の消失が得られた.翌日の食道透視検査では,造影剤の通過は良好で連珠状の所見も消失していた.特発性びまん性食道痙攣は稀な疾患であり難治性である.星状神経節ブロックが著効した貴重な症例のため報告する.
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© 2013 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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