日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
腹腔鏡で修復し得たSpigelヘルニアの1例
中村 威島田 理子千葉 斉一有澤 淑人橋本 光正
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2013 年 55 巻 4 号 p. 1484-1487

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抄録
Spigelヘルニアは比較的まれな腹壁ヘルニアである.今回,われわれは腹腔鏡で修復し得たSpigelヘルニアの1例を経験したので報告する.症例は82歳の女性.嘔気,嘔吐を主訴に当院受診した.イレウス像を呈し,CTでSpigelヘルニア嵌頓と診断した.イレウスチューブを挿入した上で手術を施行した.腹腔鏡下手術でヘルニア門を単純閉鎖して修復し得た.術後経過は良好で術後5日目に退院した.
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© 2013 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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