抄録
右側結腸の悪性消化管狭窄8例に対し,シングルバルーン小腸鏡を用いて大腸ステントの挿入を行った.経肛門的にバルーン小腸鏡を挿入した.狭窄部に内視鏡を通過させ,狭窄部口側にバルーン小腸鏡のover tubeを挿入しバルーンを拡張した.狭窄部に内視鏡もしくはover tubeが通過しない場合には狭窄部肛門側でバルーンを拡張した.どちらにおいてもバルーンを拡張した後,狭窄部にガイドワイヤーを通し,ガイドワイヤーとover tubeを残しながら内視鏡を抜去し,ガイドワイヤーを用いてover tube内にステントのデリバリーを挿入した.この方法により右側結腸に大腸ステントを挿入することが可能であった.