日本消化器内視鏡学会雑誌
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原著
胃瘻カテーテル交換時の細径硬性鏡観察の有用性(第二報)―直視型と斜視型の比較―
岡野 均小西 英幸福本 晃平堀江 秀樹冨樫 弘一福井 康雄光藤 章二吉川 敏一
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2013 年 55 巻 9 号 p. 3079-3084

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抄録
背景・目的:われわれは,胃瘻カテーテル交換の際,カテーテル内腔より細径硬性鏡を用いた胃内観察の有用性と安全性を報告した.今回,直視型と斜視型の二種類の硬性鏡を用いて,本法の安全性を再確認し,両者を比較・検討した.方法:使用した硬性鏡は,ニスコ社製直視型E02700および斜視型E02770である.胃瘻カテーテル交換前後に胃内観察を行い,操作性,ガイドワイヤ確認,胃粘膜の視認,バンパー確認,バンパー周囲粘膜の視認,瘻孔観察の6項目について検討した.結果:対象の30例全例で,いずれの硬性鏡でも胃内観察が可能で,安全かつ確実にカテーテルが交換できた.直視型は瘻孔内観察とガイドワイヤのバンパー内通過の確認に,斜視型はバンパーの隙間を通した周囲粘膜の観察に優れていた.結論:胃瘻カテーテル内腔を通しての硬性鏡による胃内観察は安全かつ有用で,なかでも直視型が,その汎用性から優れていると考えられた.
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© 2013 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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