日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
シングルバルーン内視鏡により診断した腎細胞癌小腸転移の1例
金子 昌史野村 昌史三井 慎也田沼 徳真村上 佳世永井 一正真口 宏介篠原 敏也
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2014 年 56 巻 7 号 p. 2171-2176

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抄録
症例は53歳女性.2009年4月に右腎細胞癌に対し右腎摘出術を施行.2010年4月頃より貧血を指摘されたが,上・下部消化管内視鏡検査では出血源を認めなかった.小腸出血を疑い2011年7月にシングルバルーン小腸内視鏡検査を施行し,空腸に粘膜下腫瘍様の立ち上がりを呈する2型様病変を4カ所に認めた.生検にて腎細胞癌小腸転移と診断し,小腸部分切除術を施行した.
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© 2014 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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