日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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総説
Barrett食道・食道癌の内視鏡診断と内視鏡治療
栗林 志行川田 晃世保坂 浩子富澤 琢安岡 秀敏佐川 俊彦水出 雅文下山 康之河村 修山田 正信草野 元康
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2015 年 57 巻 1 号 p. 3-14

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抄録
Barrett食道は食道腺癌の危険因子であり,Barrett食道の内視鏡観察ではBarrett腺癌の早期発見が重要である.Barrett食道では胃食道逆流症に伴う炎症が認められることが多く,異型上皮の検出は必ずしも容易ではない.Barrett食道内の癌が疑わしい部位の拾い上げ診断や範囲診断に,拡大内視鏡に加えて,メチレンブルー,クリスタルバイオレット,インジゴカルミンなどを用いた色素内視鏡,酢酸撒布法,種々の画像強調内観察などが行われている.
Barrett食道では粘膜筋板の2層構造が認められ,深層の粘膜筋板が本来の粘膜筋板と考えられており,Barrett腺癌の治療適応は深達度が粘膜固有層に留まっているものとされている.Barrett腺癌に対する内視鏡治療としては,内視鏡的切除術や焼灼術が行われているが,本邦では正確な病理診断ができることを重視して内視鏡的切除術が行われている.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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