日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
大腸脂肪腫上に認めたIIc型早期大腸癌の1例
鎌田 和明末松 聡史河本 亜美山本 満千吉田 玲子矢内 常人小野 千尋天野 与稔渡辺 守
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キーワード: 大腸癌, IIc, 脂肪腫, 合併, NBI
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2015 年 57 巻 7 号 p. 1496-1501

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抄録
症例は79歳の男性.通常内視鏡観察で,粘膜下腫瘍上に陥凹性病変を認め,生検結果でgroup4と診断され,粘膜下腫瘍様の深部浸潤大腸癌が疑われ当科へ紹介となった.前医画像や,当科で施行した通常内視鏡・拡大内視鏡評価にて大腸脂肪腫上に発症したIIc型早期大腸癌と診断した.粘膜下腫瘍上に早期大腸癌が存在すること自体が稀であるが,さらに陥凹型腫瘍の場合は,腫瘍が小さくてもSM浸潤癌であることもあり,内視鏡による深達度診断に一層の注意が必要である.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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