抄録
閉塞性大腸癌に対してNiti-S大腸用ステント18mm径6cm長を用いてbridge to surgery(BTS)目的に留置した症例をretrospectiveに検討した.連続12例に施行し,全例で手技成功および臨床症状改善が得られ,経口摂取可能となり手術前後含めて合併症を認めなかった.これまで18mm径Niti-Sステントに関する報告はなく,当院での22mm径Niti-Sステント6cm長を留置した症例(21例)と比較しても有意な差は認めなかった.Niti-Sステントは低Axial Forceのため腸管への負担が少ないが,中でも18mm径は有用性を下げることなく腸管負担をさらに軽減でき,かつ安全である可能性が考えられた.