日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
神経線維腫症Ⅰ型に合併した無症候性十二指腸乳頭部神経内分泌腫瘍の1例
黒田 太良熊木 天児 小泉 光仁畔元 信明大野 芳敬山本 安則竹下 英次藤山 泰二水野 洋輔日浅 陽一
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2017 年 59 巻 12 号 p. 2732-2739

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抄録

症例は41歳女性.健診でALP高値を指摘され,当院整形外科で骨軟化症と診断された.自覚症状はなかったがCTで膵・胆管合流異常を指摘され,当科を紹介受診した.神経線維腫症Ⅰ型(von Recklinghausen病,以下VRD)の家族歴があり,体幹・四肢にカフェオレ斑が多発,皮膚生検でVRDと診断された.ERCP時主乳頭に3mm大の黄白色隆起がみられ,生検で神経内分泌腫瘍(以下NET)が疑われた.手術を施行されNET(G1)と診断された.VRDに合併する消化管腫瘍は,腹痛や黄疸などの自覚症状を契機に発見されることが多く,本症例のように無症候で発見されることは稀である.VRD患者は無症状であっても積極的な内視鏡精査が望まれる.

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© 2017 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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