2018 年 60 巻 12 号 p. 2499-2504
症例は75歳男性.スクリーニングの上部消化管内視鏡検査で,胃角部小彎に2cm大の粘膜下腫瘍を認めた.定期的に内視鏡検査で経過観察していたが,6年目で増大傾向を示し,7年目に粘膜切開生検で充実型低分化腺癌の診断となった.Epstein Barr Virus(EBV)が検出され,gastric carcinoma with lymphoid stroma(GCLS)の術前診断で,胃全摘術を施行した.GCLSの自然史を追えた貴重な症例と考え,報告する.