日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
壁深達度LPMの食道癌に対する内視鏡切除後に多発転移再発を認めた1例
朝日向 良朗 林 智之岡藤 啓史寺島 健志鷹取 元北村 和哉山下 竜也水腰 英四郎金子 周一池田 博子
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2019 年 61 巻 3 号 p. 259-265

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抄録

症例は50歳代,男性.スクリーニング目的で施行された上部消化管内視鏡検査(EGD)で,胸部上部食道に20mm大0-Ⅱc型早期食道癌を指摘されESD施行.病理組織学的にはSCC(squamous cell carcinoma)で,壁深達度pT1a-LPM(lamina propria mucosae),脈管侵襲および垂直断端は陰性であったが,水平断端は判定困難とされ,厳重に経過観察の方針となった.しかし,その後通院自己中断され,ESDを施行した3年8カ月後に頸部リンパ節腫脹を主訴に再受診し,臨床経過から食道癌のESD後再発と診断した.本症例は壁深達度LPMの食道癌に対する内視鏡切除後に多発転移再発を認めた比較的稀な1例のため報告する.

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© 2019 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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