2019 年 61 巻 4 号 p. 363-373
悪性肝門部胆管閉塞は様々な疾患が原因となり,胆管閉塞の部位や程度も症例毎に大きく異なる.非切除例に対する胆道ドレナージとしてはステントを用いた内視鏡的ドレナージが第一選択とされ,使用ステントとしてはuncovered self-expandable metallic stent(SEMS)が良好な開存期間を示すことから広く用いられている.近年ではプラスチックステント(PS)を胆管内に留置するinside stentやcovered SEMSの使用も報告されている.しかしながら,ドレナージ範囲,両葉ドレナージにおけるSEMS留置形態に関してはエビデンスが不十分であり,一定の見解が得られていない.また,ステント再閉塞に対するre-interventionにおいては,PSが広く使用されているが,開存期間の点からSEMSが使用されることもある.