宮城県立がんセンター 消化器内科
2020 年 62 巻 1 号 p. 34-38
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症例は,再生不良性貧血に対する骨髄移植後の58歳,女性.嚥下困難を主訴に当科に紹介となった.内視鏡検査にて下咽頭完全閉塞と診断し外科的胃瘻造設術が施行された.その後,全身麻酔下に佐藤式彎曲型喉頭鏡による喉頭展開も併用した経口内視鏡,経胃瘻的内視鏡双方向からの内視鏡アプローチを用いて内視鏡的切開拡張術を行い,嚥下可能となり良好な経過を得た.双方向的内視鏡アプローチは侵襲も少なく有用と考えられる.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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