2021 年 63 巻 11 号 p. 2356-2371
術後再建腸管(Billroth Ⅰ法を除く)を有する胆膵疾患に対するバルーン式内視鏡を用いた胆膵内視鏡治療は,2016年に保険収載されて以来,第一選択の治療法として普及してきている.しかしながら,技術的に困難なことも多く,手技完遂率も施設間で様々であり,未だ手技の標準化に至っていないのが現状である.本稿では,バルーン式内視鏡(特にダブルバルーン内視鏡)を用いた胆膵内視鏡治療のコツと困難症例や偶発症に対するトラブルシューティングについて概説する.