日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
肝転移をきたした直腸神経内分泌腫瘍G1の1例
柴田 昌幸 , 渡邉 東, 三科 友二, 笹本 貴広, 高森 頼雪, 土屋 昭彦, 西川 稿, 滝川 一, 筒井 敦子, 絹川 典子
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2021 年 63 巻 9 号 p. 1623-1629

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抄録

58歳,女性.5年程前から排便時出血が出現.出血が多くなってきたため精査目的に当科受診.下部消化管内視鏡検査で直腸に40mm大の非腫瘍粘膜で覆われ黄色調を呈し急峻に立ち上がる,頂部潰瘍を伴う有茎性隆起性病変を認めた.潰瘍辺縁から生検し,neuroendocrine tumor(NET)の診断となった.造影CTでは側方リンパ節腫大を伴い,肝S3に石灰化伴う腫瘍も認めた.二期的に手術が施行され直腸腫瘍・腫大リンパ節・肝腫瘍ともに切除されたが,いずれも病理診断はNET G1であった.直腸NET G1で肝転移を伴う大きな腫瘍に進行した症例は稀であり,文献的考察を加味し報告する.

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© 2021 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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