日本消化器内視鏡学会雑誌
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ISSN-L : 0387-1207
症例
肝転移をきたした直腸神経内分泌腫瘍G1の1例
柴田 昌幸 渡邉 東三科 友二笹本 貴広高森 頼雪土屋 昭彦西川 稿滝川 一筒井 敦子絹川 典子
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2021 年 63 巻 9 号 p. 1623-1629

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抄録

58歳,女性.5年程前から排便時出血が出現.出血が多くなってきたため精査目的に当科受診.下部消化管内視鏡検査で直腸に40mm大の非腫瘍粘膜で覆われ黄色調を呈し急峻に立ち上がる,頂部潰瘍を伴う有茎性隆起性病変を認めた.潰瘍辺縁から生検し,neuroendocrine tumor(NET)の診断となった.造影CTでは側方リンパ節腫大を伴い,肝S3に石灰化伴う腫瘍も認めた.二期的に手術が施行され直腸腫瘍・腫大リンパ節・肝腫瘍ともに切除されたが,いずれも病理診断はNET G1であった.直腸NET G1で肝転移を伴う大きな腫瘍に進行した症例は稀であり,文献的考察を加味し報告する.

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© 2021 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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