日本消化器内視鏡学会雑誌
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総説
食道・胃静脈瘤の内視鏡治療
高木 忠之 引地 拓人小原 勝敏
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2024 年 66 巻 1 号 p. 5-15

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抄録

食道・胃静脈瘤からの出血は,肝硬変が背景の場合,肝機能の増悪をもたらすこともあり適切に治療を行う必要がある.内視鏡治療法として,食道静脈瘤では内視鏡的静脈瘤結紮術や内視鏡的硬化療法,胃静脈瘤では内視鏡的組織接着剤注入法が確立されたが,現在に至るまで様々な工夫がなされてきた.安全で効果的な治療を行うためには,患者の病態と門脈血行動態を十分に把握したうえで,患者のQOLを考慮したストラテジーをたてることが大切である.

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© 2024 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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